ヤンキースとメッツが佐々木朗希投手(23)獲得に再び火花を散らしている。フアン・ソトの大争奪戦はメッツに軍配が上がったが、今度は佐々木をめぐって激突。すでに2球団はスタートからカルフォルニアでともに19日(日本時間20日)に直接交渉を終え、今後の展開に注目が集まる。
米メディア「FANSIDED」は「ヤンキースとメッツは同じ日に獲得を佐々木に打診した。メッツはソトを獲得してライバルを困らせたが、ヤンキースにセカンドチャンスが訪れた。ヤンキースはソト獲得に失敗してもクイーンズの弟分(メッツ)に永久に地位を譲ったわけではない。それを証明する絶好の機会だ」と名門の〝反撃〟を予想している。
一方で「ブリーディングヤンキーブルー」は「(オーナーの)コーエンはワールドシリーズで勝つことよりもヤンキースに復讐する個人的なこととして扱っている。ヤンキースが何をやっているかを調べ、ヤンキースより大きく、もっと大規模に、もっと高価にがコーエンの戦略だ。彼はすでに『ヤンキースから佐々木を奪う』との新聞の一面を思い描いている」と〝目の上のタンコブ〟を蹴落としたいという。
しかし、佐々木は必ずしもビッグクラブを望んでいないとみられ、両者ともに劣勢となるかもしれない。「ニューヨーク・ポスト」は「彼らの立場を悪くしているのは市場規模かもしれない。日本メディアで苦い経験をした佐々木はより小さな都市を選ぶかもしれない」とし「ラリーブラウンスポーツ」も「どのチームも彼と契約するのに経済的有利は関係ない。成長や環境面に大きく左右される。実際にはこの時点でどちらも勝者候補ではない」とみている。