広島・秋山翔吾外野手(36)が故郷・神奈川県横須賀市で、恒例の野球教室を開催した。
郷里への恩返しや野球振興も兼ねた恒例の「秋山翔吾野球教室」は、市内のソフトボール、少年野球チームなどから選抜された12チーム、46人が参加。11度目開催の今回は「プロが使っている球場は子どもたちもイメージしやすいと思いますし」と、DeNAのファームが公式戦で使用する横須賀スタジアムを使用。
技術のみならず、約2時間30分の指導には、体の使い使い方や肩・ヒジなどケガ防止への啓発を促す内容もあり、自身が使用した野球道具のプレゼントタイムや、同郷の先輩で衆院議員・小泉進次郎氏もかけつけ恒例の真剣勝負も行うなど「マジメ」あり「エンタメ」ありの盛りだくさんの1日となった。
例年通り、年内はこの地で自主トレを行う予定で年明けには、静岡・下田へと場所を移す。2月のキャンプ・インへむけ「本格的な野球の動き、距離を走ったりとか、ボール追いながらとか、増えてくる」と、ここから自身の調整も技術練習が増えていく予定という。
秋山は、参加した野球少年に対し「この野球教室出身の小学生がプロ野球選手になるまで、俺は現役で待っている」と呼びかけた。来季37歳、日米通算15年目。「こうやって教えたりする野球教室も、シーズン中しっかりやらないと、年中行事みたいになってしまう。ある程度、自分が『やった』なかで、子どもたちと接するためには、シーズンを頑張らないといけない」と、自らを叱咤し、鼓舞する機会にもなった模様だ。