フィギュアスケート・ペアの〝りくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一組（ともに木下グループ）は、貫禄の首位発進にも満足なしだ。
２１日に行われた全日本選手権２日目（大阪・東和薬品ラクタブドーム）のショートプログラム（ＳＰ）では７４・１６点をマーク。２位と約１２点差をつけたが、ジャンプやスピンなどにミスが出た。木原は「自分の中ではすごく集中できていて、体のキレも良かった。平常心で２人とも臨めていたので、その状態でしっかりと演技することができなかった。ちょっと悔いが残る」と振り返った。
特にデススパイラルの完成度に不満を示し「確実に（レベル４を）取らないといけない」と猛省。さらに「今季は練習ではしっかりとできていて、自信を持っていても試合でなかなか発揮できないことが続いている。（練習で）できていなかったらしょうがないけど、出来ているからこそやっぱり悔しい」と顔をしかめた。
ただ、２２日のフリーで挽回するチャンスがある。三浦は「一つひとつ集中して最後まで演じたい。（銀メダルだったグランプリ）ファイナルよりもいい演技をできるようにしたい」と決意を新たにした。