全国高校駅伝(22日、たけびしスタジアム京都発着=女子5区間21・0975キロ)で、800メートル日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛高2年)が快走を見せた。
昨年は虫垂炎の影響で欠場したが、今大会は2区(4・0975キロ)で出走。府大会や近畿大会では1区を担うも、この日は持ち味のスピードを生かせる区間を任された。21位でタスキを受けた久保は、最初の1キロを3分6秒で入ると、中間点を6分31秒で通過。北京五輪代表でテレビ中継の解説を務めた小林祐梨子氏が「今日は区間新を狙っている。かなりスピードが出ていると思う」と話すように、ハイペースでレースを進めた。
2区の区間記録は2019年大会にテレシア・ムッソーニ(当時世羅)がマークした12分15秒。日本人最速は小林氏(当時須磨学園)の12分35秒だった中で、久保は12分47秒でタスキをつないだ。区間新記録には届かずも、16人抜きで区間賞を獲得。ファンからは「800の久保凛選手が4キロで区間賞ってすごすぎる!」「久保凛強すぎるでしょ」「久保凛ちゃん次元が違いますね…」などの声が上がっている。