全国高校駅伝(たけびしスタジアム京都発着=7区間42・195キロ)が22日に行われ、男子は佐久長聖(長野)が2時間1分33秒(速報値)で2年連続4度目の優勝。同校史上初の連覇となった。
女子の長野東が2年ぶり2度目の優勝を決めてから約3時間。同じ長野県勢の佐久長聖も頂点の座を勝ち取った。1区は4位スタートだったが、2区で2位にまで順位を上げると、3区で佐々木哲(3年)が区間賞の走りを見せて首位に浮上した。4区以降は仙台育英(宮城)、大牟田(福岡)との混戦となり、6区を終えて大牟田が首位でタスキをつなぐ。しかし、最終7区で石川浩輝(3年)が大牟田とのアンカー対決を制し、接戦をモノにした。
留学生なしで王者に輝いた高見沢勝監督は「走った子供だけでなく、いろんな人のおかげで連覇ができた。今年は競り勝てるようにと話していた。タイムも悪くないし、子供たちはすばらしい走りをしてくれた」と歓喜。長野県勢のアベックVについては「プレッシャーになったが、ホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。