女子プロレス「スターダム」の〝ブラックピーチ〟こと渡辺桃(24)が、新日本プロレスと米AEWの合同興行「レッスルダイナスティ」(来年1月5日、東京ドーム)への出場権を獲得した。
スターダム、米ROH、メキシコのCMLLも参加する同大会でAEWを含めた4団体の代表選手が4WAYマッチで激突する「International Women’s Cup」の開催が決定。22日の東京たま未来メッセ(八王子)大会では、代表選手を決める4WAYバトルが行われ、1回戦を勝ち抜いた渡辺、朱里、鈴季すず、稲葉ともかが激突した。
4人が潰し合う大混戦を繰り広げたが、7分過ぎ、渡辺が朱里とエルボー合戦で一騎打ち状態になった。強烈な蹴り合いを展開したが、渡辺がレフェリーに朱里をぶつけやりたい放題。レフェリーを排除すると朱里をバットでぶん殴った。
だが、そこに現れたともかにバットを蹴り飛ばされみちのくドライバーⅡをくらうとピンチに。それでも3カウントは許さず再び立ち上がった渡辺が、ともかをテキーラサンライズで沈め3カウントを奪った。
レッスルダイナスティへの出場権を獲得した渡辺は「私が東京ドームに出ることなんて必然の当然なんだよ。これで2025年も忙しくなっちまったな」と吐き捨てた。さらに会場に集まったファンに向かって「ここに来ているようなヤツらは私とは違ってクリスマスも年末も正月も全部暇だろ? 全部金払って見に来やがれクズども」と暴言を吐きながら呼びかけた。
「International Women’s Cup」の勝者には、参加する4団体が管轄するいずれかのベルトへの挑戦権が与えられる。渡辺も狙っているベルトがあるらしい。「東京ドームは出たい舞台だったしね。勝てば何でもベルトに挑戦できるんでしょ? どのベルトに挑戦するかは…まだ言わねえよ」と不敵な笑みを浮かべ控室へ消えていった。