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【レスリング】井上謙二強化本部長 欠場のパリ五輪組に言及「次への充電という形」

東スポWEB 2024年12月22日 22時9分

日本レスリング協会の強化本部長に就任した2004年アテネ五輪銅メダルの井上謙二氏(48)が、パリ五輪で大奮闘した選手たちの現状について見解を示した。

天皇杯全日本選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)最終日が22日、国立代々木競技場第二体育館で行われた。パリ大会で日本勢は、史上最多の金8個を含む11個のメダルを獲得。一方でパリ五輪代表からは今回の天皇杯に、女子68キロ級銅メダルの尾崎野乃香(21=慶大)のみが出場して同62キロ級で優勝した。

大会終了後に、井上氏は「(日本勢の)パリ五輪の活躍は、国内で戦ってきた選手たちへの刺激や自信にもつながったと思う。これを『今度は私たちがやるぞ!』というところを(選手たちは)天皇杯で見せてくれたと思う」と総括した。

来年6月には、25年世界選手権(9月、クロアチア)の代表選考に関わる明治杯全日本選抜選手権が開催される。井上氏は、今大会に出場しなかったパリ五輪組について「所属先で(ロサンゼルス五輪で)メダルを目指している選手たちと、肌を合わせて練習しているだろう。パリ五輪まで心身ともに全てをかけてきた後なので、ひと休みしたいところもある。それまで我慢してきたことを今はやって、次への充電という形で。また明治杯に出てきてくれるのであれば、そこで世界(選手権)に向けて代表権の争いをしてほしい」と説明した。

次の大舞台に向けて、パリのヒーローやヒロインたちの動向に注目だ。

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