清原果耶主演のテレビ朝日系ドラマ「マイダイアリー」が22日の最終回で全9話を終え、SNSでは好感を示す投稿が続いた。
清原演じる新米教員の優希と、大学時代の同期生4人(佐野勇斗、吉川愛、見上愛、望月歩)による青春群像劇。優希は日々の何気ない出来事から「人生の日記」を読み返したくなり、仲間たちとの学生生活を振り返る…。恋人で数学の才能がある広海(佐野)とは海外留学を巡って溝も生じたが、最終回はキスシーンを含む2人の愛情表現で幕を閉じた。
X(旧ツイッター)では「今までのドラマの中で1番好きな作品」「自然で優しいキスがとてもよかった」「久しぶりに心穏やかなドラマで、この時間が好きでした」といった視聴者の投稿が寄せられた。
一方で「見逃さなくてよかった」「寝落ちしないでリアタイできた」とのコメントも。日曜午後10時15分がスタートの定刻だが、この日はM―1グランプリ決勝の影響で、11時30分に開始。「今日なんてもはや深夜ドラマ」「ほぼ深夜ドラマ」との指摘もなされた。
日程の〝不運〟に翻弄されたテレ朝秋の日曜ドラマだった。10月20日に始まり、27日は衆院選挙特番のため放送なし。11月10日の第3話は、前時間帯の「有働Times」に選挙で躍進した国民民主党の玉木雄一郎代表が生出演したためか、枠が拡大された影響で10時30分スタート。同17日と24日は野球のプレミア12の日本戦があり、11時台に後ろ倒し。そして最終回も。結局、定刻スタートは5回だった。
視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)では5%割れが続く苦戦。地上波の日曜ドラマはNHK「坂の上の雲」(11時)を含めて計5本の激戦区と化している。「マイダイアリー」の10時15分という微妙な設定は、9時枠のTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の〝拡大放送回対策〟ともいわれた。一部専門家からも高く評価されたが、日程の波に揺さぶられた。