大リーグ公式サイトは22日(日本時間23日)、日本出身選手として初のメジャー殿堂入りが確実なイチロー氏を特集。ポール・カセラ記者の「イチロー氏は満票で殿堂入りするか? 専門家の意見は…」との記事を掲載した。
同記事は「2025年1月21日に結果が発表される際、イチローが最初の投票で殿堂入りすることはほぼ間違いないと思われる。しかし、彼の候補指名をめぐっては、大きな疑問が1つある。イチローは満票で殿堂入りする2人目の選手になるのだろうか?」と問いかけた。
同記者は「MLB.com」の専門家55人にアンケートを実施。殿堂投票権を持つ全米野球記者協会(BBWAA)がイチロー氏を満票で殿堂入りさせるかどうか予想を聞いたという。その結果は「満票25票、満票ではない30票」だったという。
同記事は「投票者の大多数は、イチローが満票になるとは考えていなかったが、25人の専門家が満票の可能性を考えているという事実は、マリアノ・リベラが満票で選出された唯一の選手であることを考えれば注目に値する」と快挙の望みがないわけではないとした。
続けて「イチローがリベラの仲間入りをする可能性は確かにある。マリナーズのレジェンドは、27歳までMLBに入団していなかったにもかかわらず、3000安打を達成した野球史上最高の打者の一人である。彼は生涯打率3割1分1厘で、メジャーリーグのシングルシーズン安打記録を保持している」とたたえると、「メジャーリーグに来る前に日本プロ野球で記録した1278安打も加えると、彼のプロ通算安打数は驚異の4367安打に跳ね上がる」と日本でのキャリアも加えてイチロー氏の成績の非凡さを強調した。果たして注目の投票結果は…。