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原田悠里私の「マイウェイ」にしたい曲です「春待酒」カップリング「ノクターン~黎明~」秘話

東スポWEB 2024年12月23日 14時14分

【東スポ音楽館】演歌歌手・原田悠里がリリースしたシングルが「春待酒」(作詞・原文彦/作曲・水森英夫)だ。正統派演歌と位置づけられる新曲と大きく趣を変えたのが、カップリング曲「ノクターン~黎明~」。ショパンの名曲に鳥羽一郎の息子・木村竜蔵氏が作詞を手掛け、原田の新しい一面を見せている。

――新曲はどんな作品ですか

原田「長年寄り添い、これまでいくつも波を乗り越えてきた2人。本当にお互いを知り尽くした2人が盃(さかずき)を交わして、酒を飲むというような作品です」

――レコーディングはいかがでしたか

原田「今までの作品の中で一番演歌っぽい作品で、普通は無理してでも演歌らしさを強調しなきゃという感じになるときもあるのですが、私が歌いたいように歌わせていただいた作品です」

――表題曲とはガラッと変わった作品になっているのがカップリング曲「ノクターン」。誰もが一度は耳にした曲ですが

原田「大学生の時にクラシックをやっていたこともあって、自分の中にどんなに演歌っぽく歌っていても、どこかにクラシックというものが残っているような気がしていました。最近はそれを閉じ込めるのではなく、できるだけプラスに働かせれば、と思うようになっていました。私の思い出もあって、大好きなショパンの楽曲に自分自身を乗せて歌ってみたいという思いがずっとあったので企画を出させていただきました」

――作詞に木村竜蔵さんを選んだ理由は

原田「今回、私がどういうふうに生きてきて、これからどんな夢を持って生きていきたいかという思いを詞に書いてほしいと思ったのですが、詞を誰に頼もうかとなったときに、すぐに木村竜蔵さんが思い浮かびました。弟の木村徹二さんの曲も知っていますし、鳥羽さんに電話番号を聞いて、直接お願いしました」

――出来上がった詞を見ていかがでしたか

原田「感動しましたね。私の思いは伝えましたが、すべて木村さんの言葉なんですよね。簡単な言葉の中に、木村さんの哲学が織り込まれている感じが伝わってきました」

――レコーディングをしてみていかがでした

原田「歌えば歌うほど深いし、すごくいい作品をいただいたなと思いました。私も自分の『マイウェイ』を作りたいという念願がありましたので、この曲は年月を重ねて歌い続けていきたいなと思っています」

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