ドジャースがT・ヘルナンデス外野手(32)との再契約に失敗した際の〝代役〟にカブスの鈴木誠也外野手(30)の獲得を視野に入れていることについて、カブスメディアが「全面否定」している。
「シカゴカブス ON SI」は「鈴木に関する噂が飛び交っているが、カブスは彼をトレードするつもりはない。現時点では鈴木を残す決意をしている」と報じた。カブスが外野手のカイル・タッカーを獲得したことで鈴木の立場が微妙となり、ドジャースがプランBとするのは「理にかなっているだろう。ヘルナンデスの市場価格が上昇する可能性が高く、彼らの給料の総額を考えると入札合戦には参加したくないかもしれない。鈴木ならその空席を埋めることができるだろう」とした。
そのうえで球団の情報筋の話として「カブスの見積もりでは右打者の市場は薄い。鈴木の代わりを見つけるのは難しい。鈴木は好まないDHをしなければならないが、カブスには勝利の最大のチャンスを与える」とみている。さらにカブスは佐々木朗希投手(23)の獲得にも乗り出していることで「佐々木と交渉する間もこの強打者をロースターに残しておけば間違いなく助けになる」と大きな理由になっているとしている。