国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中)が23日、自身のX(旧ツイッター)を更新。同日放送された「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に苦言を呈した。
同番組で議論が紛糾している年収103万円の壁を特集し、政治ジャーナリストの田崎史郎氏が、103万円の壁協議再開は国民民主党が泣きついて決まったといった趣旨の発言をしたという。
玉木氏は「今朝のテレ朝のモーニングショーでは、国民民主党批判、178万円への引き上げ案批判が酷かったようですね」と感想を述べた。「私たちは何も自民党や公明党ましてや財務省と戦っているわけではありません。有権者の皆さんが自公過半数割れを選択した新しい政治状況の下で、『税金を使う側』だけではなく、これまで政治に反映されにくかった『税金を払う側』の立場を少しでも政策に取り入れようと努力しているだけです」と主張。
番組内容について「それを、国民民主党が『協議再開を与党に泣きついた』とか『財務省から出てきた財源の試算にあわてている』などと一方的に報じるのはバランスを欠いていると思いますし、悪質な印象操作だと感じます」と苦言を呈した。「前から申し上げているとおり、せめて違う意見を反論できるコメンテーターか、私でもいいので番組に呼んでいただけないでしょうか。先週放送された読売テレビの『ウェークアップ』は呼んでいただきました」と提案した。
田崎氏の発言に対しても「ちなみに、12月20日の三党幹事長間での確認は、『来年の予算や法案がもたない』と森山幹事長から連絡があって行われたものです。念のため」と泣きついたことを否定した。