大相撲初場所(来年1月12日初日、東京・両国国技館)の新番付が23日、発表された。11月の九州場所では、大関琴桜(27=佐渡ヶ嶽)が14勝1敗の好成績で初優勝を達成した。大関豊昇龍(25=立浪)も、13勝2敗で優勝次点。初場所の成績次第では、横綱同時昇進を果たす可能性もある。
横綱ダブル昇進は、1961年九州場所の大鵬&柏戸など過去に5例。今場所で実現すれば、70年春場所の玉の海&北の富士以来、55年ぶり6例目となる。一方で、前場所に大関2人が13勝以上を挙げたのは過去に7例。その翌場所は、83年秋場所で優勝した隆の里が単独で横綱昇進を果たしただけで、この条件下で同時昇進は一度も実現していない。
その他では、玉正鳳(片男波)が31歳9か月17日で新入幕を果たし、戦後8位の高齢昇進。所要79場所は、外国出身力士としては戦後1位のスロー昇進となる。また、伯桜鵬(21)が再入幕し、伊勢ヶ浜部屋の幕内は7人に増加。同一部屋の幕内7人は2003年秋場所の武蔵川部屋(武蔵丸、武双山、雅山、武雄山、出島、垣添、和歌乃山)以来となる。
幕下では、左ヒザ手術の影響で休場が続く大関経験者の朝乃山(30=高砂)が東筆頭から西41枚目まで降下した。