新日本プロレス23日の後楽園ホール大会で、欠場中の内藤哲也(42)が登場し高橋ヒロム(35)を〝襲撃〟した。
内藤は来年1月4日東京ドーム大会でヒロムとの初シングルマッチを控えている。大一番を前に、長年悩まされてきた「両側性上斜筋麻痺の疑い」を改善するために18日に左側下斜筋切断の手術を受けた。このため今シリーズは全戦欠場となっている。
この日の大会ではヒロムが第0試合の「夢☆勝ちます2024」に登場し、ヤングライオンの村島克哉と対戦した。ヒロムが逆エビ固めで勝利を収めると、何とコスチューム姿の内藤が登場。背後から襲い掛かりトルネードDDTを仕掛けたものの、これはヒロムに回避された。
マイクを握ったヒロムは「内藤さん、こんな時こそあの言葉を思い出してくださいよ。トランキーロ、あっせんなよ」と内藤の決め台詞を引用。「お目目の手術が大成功だったようで良かったですよ。安心しました。内藤さん…1月4日、東京ドームで潰してやるよ」と宣戦布告した。
手術後初めて公の場に姿を現した内藤は「復帰戦がいきなり東京ドームっていうのは嫌だったんでね。近いし、今日後楽園に来ましたよ。目の状態で言えば、まだ手術後5日目かな? 何なら手術前より今は見えないよ。でもあと1週間から10日間すれば落ち着いてくる、手術前よりも見えるようになるはずなんでね。自分の回復力を信じて、1月4日東京ドームを待ちたいと思います」と現在の目の状況を説明。「彼にとって偉大な師匠の姿を見せるために手術したんでね。そしてここ新日本プロレスのリングに帰ってきたんでね。師匠の意地を見せつけてやるぜ、カブロン」と、ヒロムとの特別な一戦への思いを明かしていた。