まさかの塩試合になってしまうのか。〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)が、日本で開催されるシンガポールの格闘技イベント「ONE172」(来年3月23日、さいたまスーパーアリーナ)を忖度なしにぶった斬った。
メインでは元K―1世界3階級制覇王者の武尊(33)が、対戦を熱望していたロッタン・ジットムアンノン(27=タイ)と対戦する。今年1月のONEデビュー戦で対戦が予定されながら、ロッタンの負傷で流れている武尊は「やっと戦える。世界最高の殴り合い、壊し合いを見せる」と意気込んでいる。
だが、自らもONEと選手契約を結んでいる青木は「正直、旬が過ぎちゃってるよね。もっと早くやるべきだった。でもまあ、それがONEのONEたるところなんだよね」と声をしゃがれさせる。その上で「結構、地味な試合になると思う」とメガネを光らせた。
理由として挙げるのが、お互いに〝ピークアウト〟している点だ。「特にロッタンは最近KOが減って、コンディションも明らかによくない。この試合も多分、事前には『打ち合う』とか言っておきながら、試合では前蹴りとか駆使して打ち合わないと思う。それでポイントを取られちゃうんじゃないかな」。武尊にとっては厳しい戦いになると予想する。
また、ONEのチャトリ・シットヨートンCEOからは、青木も日本大会の出場予定選手と発表された。これに本人は「都合よく使いすぎじゃないか?」とあきれたように口にするや、「9月の試合のオファーが来ていたのに大会自体がなくなった。次に1月のオファーが来たと思ったら、その後なしのつぶてだ。3月のオファー? 来てないよ!」と首を振った。
最後は「こんなの全然オファーをくれないGLEATと一緒じゃないか。俺は便利な〝パパ活女子〟じゃないんだぞ!」と意味不明なことを口にし師走の街を自転車で走り去った。