つばさの党の黒川敦彦代表が24日、弁護士の福永活也氏のユーチューブチャンネルに出演し、破産手続き中のみんなでつくる党(旧政治家女子48党)の話題に触れた。
今年4月の衆院東京15区補選で公職選挙法違反で逮捕された黒川氏は7か月勾留されていた。〝浦島太郎状態〟だった黒川氏に福永氏が兵庫県知事選やNHKから国民を守る党の立花孝志党首を巡る情勢をレクチャーした。
黒川氏が驚いたのは破産手続き中の大津綾香党首率いるみんつく党の財務事情だ。黒川氏は昨年3月のお家騒動発生時に大津氏をサポートし、立花氏と対立していたが、同8月に幹事長を解任されていた〝元側近〟だ。
大津氏は立花氏の不正会計を追及し、自身の党のスケルトン化や無報酬をうたっていたが、同11月に政党交付金が使えるようになると一変。さかのぼって自身への役員報酬支払いやプロモーション費と称した4500万円の支出や自身の後援会への2000万円の寄付などが、今年7月に開かれた債権者集会等で判明していた。
破産管財人からは損害賠償等の訴訟も起こされている事態に黒川氏は「刑事罰を食らっちゃうような可能性のある話をなんでしちゃったのか。早めにお金は返したうえで、ご対応したほうがいい。返したとて、大丈夫なのかの問題はあるが、返さなかったら、より何倍もやばい」と心配した。
来年3月に予定される債権者集会に出席するという黒川氏は「(大津氏は)結果を出せていない。どういう経緯があったにしても今は国政政党の代表。皆さまの税金を政治家として、責任をもって使うが、結果がどうなんですかという政治責任は問われる。当日聞いてみたい」と話した。