カブス・鈴木誠也外野手(30)のトレードが消滅しそうだと23日(日本時間24日)、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が報じた。
同メディアの名物記者、ケン・ローゼンタール氏が「球団の考えを説明した情報筋によると、カブスは右翼手カイル・タッカーを獲得した後も鈴木をトレードするつもりはない。カブスの見積もりでは右打者の市場は薄い。メジャーリーグ3シーズンでOPS.824の鈴木の代わりを見つけるのは難しいだろう」と伝えた。
カブスは13日(同14日)にアストロズとの大型トレードで2023年の打点王、カイル・タッカー外野手(27)を獲得。27歳ながらオールスター戦に2度出場している大物・タッカーのため外野のポジションを一つ空ける必要に迫られ、26年まで年間1700万ドル(約26億7000万円)の契約となっている鈴木がトレード候補に挙がっていた。
だが直後の17日(同18日)、19年にMVPに輝いた主砲のコディ・ベリンジャー外野手(29)がトレードでヤンキースへ移籍。外野に空きスペースが生まれたため、右の強打者である鈴木を放出する必要がなくなったという。
鈴木については、ドジャースが再契約交渉が難航しているT・ヘルナンデス外野手(32)の〝代役〟として獲得を視野に入れていると報じられたばかり。同じ1994年生まれの大谷翔平投手(30)との同級生コンビ誕生も浮上していたが、夢の日本人タッグ結成は幻に終わるのか。