女子プロレス「スターダム」のワールド王者・中野たむが、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の上谷沙弥(28)とのV3戦(29日、両国国技館)に向け弾みをつけた。
24日の東京・後楽園ホール大会でワンダー王者のなつぽいと組み、ワンダー王座挑戦者のスターライト・キッド&上谷の異色タッグと前哨戦で対戦した。
序盤から激しい場外戦に発展し、上谷に南側スタンドに連れていかれた中野は階段から突き落とされてしまった。さらに20分過ぎには、北側スタンドに連れていかれると、上谷から放送席を飛び越えてのプランチャをくらい満身創痍に。
その後、なつぽいとの好連係でどうにか形勢逆転に成功した。上谷にスタークラッシャーをくらい再びピンチを迎えたが、それでも一瞬の隙をついた中野がアンドロメダで丸め込み25分33秒の激闘に終止符を打った。
試合後にはヘイトに乱入され、ボコボコにされると、舞華、白川未奈、飯田沙耶、羽南、朱里が救出に現れ大乱闘に発展。リング上が混沌に陥った。
試合後、ボロボロになった中野は「上谷…アンタとの戦いこういう風になるってこと思い出したよ。アンタがコーナートップから私の頭を突き落とそうって言うなら、私はどんな高台からでもアンタをぺしゃんこにしてやる。私たちの狂った試合からアンタは狂ったなら私が終わりにしてやる」と宣戦布告。最後に「2025年も中野たむがスターダムを守る!」と絶叫し控室へ消えていった。