女子プロレス「スターダム」のフューチャー王座戦(24日の東京・後楽園ホール)は王者・天咲光由(22)が、玖麗さやか(24)を退け初防衛に成功した。
序盤はエルボー合戦で一進一退の攻防を展開。DDTで流れをつかむと王者の意地を炸裂した。
それでもくらいついてくる玖麗に胴締めスリーパーで絞め上げられピンチに。さらに玖麗にときめきスピアーをくらい、追い込まれた天咲だったが、変型のDDTで切り返し難を逃れると最後は必殺技の天聖(ダブルアーム式パイルドライバー)で3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った天咲は「玖麗の言うように超新星と言われてデビューした。でも実力が伴わなくて、いろんな人にいろんなこと言われてすごくつらくて苦しい思いをしてきた」と新人時代を回顧。その上で「死ぬほど泣いて生きて、やっとこのベルトを手に入れた。スターダムの未来を背負える存在になった。だからまだ負けられないんだよ!」と王者としての決意を明かした。
すると玖麗から「天咲光由! 今の話を聞いて普通じゃないって思ったよ。でもそんな天咲光由が持っているそのベルトを取りたい! 私はスターダムドリームをつかむその日まで心は折れないし諦めません!」と宣戦布告された。
最後に天咲は「光由もさ、スターダムのてっぺんに咲くっていう夢があるから。これからも一緒にスターダムの未来をつくっていこうよ」と手を差し伸べ握手を交わすと、抱き寄せた。王者の貫禄を漂わせた天咲が、スターダムの未来を見せる。