海外戦略を前につまずくわけには…。DDT28日東京・両国国技館大会でのタッグ戦でノアの拳王と対戦する〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)の必勝を、サイバーファイトの高木三四郎副社長(54)が切望した。
今年、青木は8月に上野勇希に勝ってKO―D王座を初戴冠すると3度の防衛に成功。11月にクリス・ブルックスに敗れてベルトは失ったが「東京スポーツ新聞社制定2024プロレス大賞supported byにしたんクリニック」で技能賞を初受賞した。
そんな青木について、DDTの指揮を執る高木元大社長は「今年の青木さんの活躍は本当に目覚ましいものでした。プロレスの深みを見せてくれたと思います」と目を細める。その上で今後も青木とDDTとの〝タッグ〟を継続したいとしつつ「もっとその力を借りたいというか。海外進出のキーマンになってほしいんです」。具体的なプランとして「青木さんは海外のどこに行っても『シンヤ・エイオキ』と呼ばれて名前が知られているんです。そしてDDTもアメリカだけじゃなくてアジア圏や東南アジアとかでも動こうとしてる。その中で知名度絶大な青木さんとスクラムを組んでやっていきたいんですよ」と明かした。
大計画を前に、今年最後の大一番でつまずかれては困るわけだ。高木元大社長は「こんなところで拳王に負けてられないというか。世界戦略が台無しになっちゃうんで」と拳を握り、その勝利を〝祈願〟した。なお、24日に行われた会見で青木から「高木さんに『ケンドー・カシンをセコンドに就けていいですか』って聞いたら、NGでした」と暴露された件については「そんなこと言ってないですよ。悪質な印象操作だ」と話すにとどめた。