ヘンリー王子とメーガン妃は、王室の地位を悪用している「反逆的な王族」だと王室専門家が主張した。英紙サンが23日、報じた。
ヘンリー王子夫妻は昨年、慈善活動の促進を理由にナイジェリアとコロンビアで2つの大規模な「偽の王室ツアー」に乗り出した。しかし、王室の伝記作家アンドリュー・ローニー氏は夫妻の行動を批判し、夫妻はどこに「境界線」があるのかを知らずに王室とのつながりを生かしたいだけと主張した。
同氏は米国在住の夫妻がコロンビアで「偽の王室ツアー」を敢行しながらも、現在、メーガン妃が王室の人気投票でエドワード王子に次ぐ17位というほぼ最下位の位置にランクしている現状も強調した。
さらに同氏は「彼らは私が『ならず者の王族』と呼んでいる人たちです。ヘンリー王子とメーガン妃、アンドルー王子と(元夫人の)サラ・ファーガソンです」と痛烈に批判しつつ「王室の比喩の一つに、公務と私的娯楽の分離がある。そして彼らが私的娯楽と利益を公務よりも優先させているのではないかと私は心配している」と語った。
さらにはヘンリー王子夫妻が先週に公開したクリスマスカードに、アーチー王子とリリベット王女の顔が映っていなかったことについても批判的な姿勢を見せる。
同氏は「これは彼らが完全に王室のやり方で物ごとを行っているわけではないことを強調しています。なぜなら、ウィリアムとキャサリンの子供を私たちは毎年定期的に見ていますが、例えばリリベット王女の最後の公式写真は2022年の彼女の1歳の誕生日の時だったからです」と語っている。
昨年のカードに子供たちを登場させなかったヘンリー王子夫妻は、王室の慣習に従うことをあきらめたと感じる人もいるかもしれないが、キャメロン氏は夫妻が広報チームの勧めに従っているのではないかと見ている。
「彼ら(広報チーム)は夫妻に対して『何らかの王室とのつながりを保つ必要がある。それがあなたたちに重要性を与えるからだ』とアドバイスしたのでしょう」と最後まで厳しい言葉を貫いた。