スペイン1部で日本代表MF久保建英(23)の所属するレアル・ソシエダードがフランス1部パリ・サンジェルマンのスペイン代表MFマルコ・アセンシオ(28)の獲得を検討している。
アセンシオは2014年からRマドリードに所属していた久保の元同僚選手。21年東京五輪にオーバーエージ(OA)枠で出場し、準決勝の日本戦で決勝ゴールをマークした。23年夏にパリSGに移籍したが、今季は出場機会に恵まれていないため、来年1月にレンタルでスペイン復帰を検討している。
スペインメディア「FICHAJES・NET」は「PSGはレンタルを検討しており、スペインの複数チームが興味を示している。入札に参加する中ではRソシエダード、ビリャレアル、ベティス、マジョルカが際立っている」とした上で「アセンシオはRソシエダードとベティスを高く評価している。再び主役になれる環境を探している」と指摘。久保所属のRソシエダードが新天地の有力候補という。
実力者の加入はチームにとって喜ばしい反面、アセンシオの主戦場は久保と同じ右サイドとあってポジションを失う可能性もある。もちろん、久保はトップ下や左サイドでも起用されているように複数の位置でプレーできるが、元チームメートに〝押し出された〟というイメージは拭えなくなる。今後の動向が気になるところだ。