女子プロレス「マリーゴールド」の自称〝女子プロ界の人間国宝〟こと高橋奈七永(45)が、デビュー戦の相手を務めた新人にゲキを飛ばした。
13日の新宿大会で来年5月に引退することを発表。引退表明後初の試合となる26日の東京・後楽園ホール大会で咲村良子(29)のデビュー戦の相手を務めた。
試合開始のゴングが鳴るといきなり奇襲攻撃をかけられ少し驚いた表情を浮かべた。さらに攻撃の手を止めない咲村に対し不敵な笑みを浮かべた高橋は強烈な張り手で圧倒した。
8分過ぎ、咲村から全日本女子プロレスで活躍した吉田万里子から直伝されたというクモガラミを決められると、一瞬で高橋の顔色が変わった。そこから強烈なショルダータックルで吹き飛ばすと高角度のバックドロップを炸裂。最後は拷問固めでギブアップ勝ちを奪った。
格の違いを見せつけた高橋は試合後に咲村と握手をし熱い抱擁を交わした。バックステージに現れた高橋は「高橋奈七永の最後が決まっている以上、もしかしたらデビュー戦の相手をするのは最後になるかもかもしれない。その女子プロレス界の人間国宝の最後のデビュー戦の相手だよ、アイツ頑張んなきゃダメだろ!」と声を荒らげた。さらに「上に行こうと思ったらまだまだまだまだなんだ! これからも頑張って厳しく私が育てていきたい。マリーゴールドに生まれた戦士をぜひ応援してあげてくさい。パッション!」と絶叫し控室へ消えていった。