関西ゆかりのスポーツ選手を表彰する「第68回関西スポーツ賞」の表彰式が26日に大阪市内で行われ、特別賞を桐敷拓馬投手(25)が受賞した。
桐敷は「1年間戦力になれたのが自信になりました。しんどい時もあったけど、練習から普段通りを心がけました。オールスター、タイトルと想像もできない1年になった」と喜びを口にした。
壇上でパリ五輪男子10メートル高飛び込み銀メダルの玉井陸斗、J1連覇を達成したヴィッセル神戸の新主将・山川哲史、2021年東京五輪の空手女子形銀メダルの清水希容らと顔を合わせ「テレビで見てるような人がいっぱいいるという感覚です。やっぱ違うなというか、経験をたくさんされている方々なんで」と緊張の面持ち。18歳の玉井には「お疲れさまでした。おめでとうございます」と声をかけたという。
今季は中継ぎに配置転換して大ブレーク。70試合に登板して3勝1敗、43ホールドポイント、防御率1・79をマークして最優秀中継ぎ投手賞に輝いた。来季に向けて「藤川新監督のもとで自分が戦力になりたい。もう一度、優勝、日本一になって関西を盛り上げたい」とさらなる飛躍を誓った。