女子プロレス「マリーゴールド」のワールド王座を保持するSareee(28)が、V3戦(来年1月3日、大田区総合体育館)の挑戦者・林下詩美(26)からピンフォールを奪い王座戦へ弾みをつけた。
26日の東京・後楽園ホール大会でSareeeはユナイテッド・ナショナル(UN)王者・青野未来、GHC女子王者・天麗皇希とトリオを結成。ワールド王座挑戦者・林下、UN王座挑戦者・桜井麻衣、GHC女子王座挑戦者・後藤智香組とトリプル前哨戦で激突した。
試合ではそれぞれの王者と挑戦者が互いの意地をぶつけ合い、一進一退の攻防を展開した。
20分過ぎ、再び詩美と対峙したSareeeはコウモリ吊り落としからのスリーパーホールドで絞め上げられたが、雪崩式フィッシャーマンスープレックスでマットに叩きつけダイビングフットスタンプで追いつめていった。
残りの試合時間が5分を過ぎても2人の勢いは止まらず。詩美がトーチャーラックボムを決めるとSareeeも負けじと裏投げを連発。最後はSareeeが詩美にリストクラッチ式の裏投げでトドメを刺し3カウントを奪った。
試合後、Sareeeは「これが現実だよ。こんな投げられ方悔しいだろ? あと1週間、お前のプロレス人生すべてをかける覚悟で来いよ」とマイクを投げつけた。すると詩美から「1・3前にこんな結果で悔しくねえわけねえだろ! 1月3日、お前の持つベルトを取るそれだけだ!」と宣戦布告された。
最後には他の王者たちも蹴散らしたSareeeが「1・3も私が一人で盛り上げるので、よろしくお願いします!」と頭を下げリングを後にした。