KBOのキアムからポスティングシステムでMLB移籍を目指すキム・ヘソン内野手(金慧成=26)が渡米先から韓国に帰国した。交渉の締め切りが1月4日に迫る中での帰国となったが、決してあきらめたわけではなく、兵役特例を受けているキム・ヘソンがまだ奉仕服務をできていないことで軍人の身分とされ、海外滞在に制約があるという。キウム関係者は「挑戦をあきらめて帰ってきたわけではない。軍人身分で滞在延長が難しかったから」と代理人が引き続き米国で交渉を続けるとした。
キム・ヘソンをめぐっては交渉の日本の佐々木朗希と対照的に進捗状況がまったく報じられず、韓国メディアからも「キアム残留か」とあきらめムードが漂っていた。しかし、ここにきて米メディア「スポーツイラストレイテッド」がマリナーズ、エンゼルス、パドレスが関心を示していると報道。特にマリナーズは3年で「1500万ドル~2000万ドル(約23億6500万ドル~31億5300万円)水準の契約を望んでおり、キム・ヘソン側と適合する可能性がある」と伝えている。
とはいえ、どの球団も高評価とまでは言えず、契約できても昨オフにジャイアンツと6年総額1億1300万ドル(当時約164億円)で契約したイ・ジョンフとは比較になりそうもない。韓国メディア「日曜新聞」は「選手側で欲を下げるなら契約が結ばれるだろう」と足元を見られる可能性を伝えている。