ロシアフィギュアスケート界の重鎮とし知られるタチアナ・タラソワ氏は、国際スケート連盟(ISU)に対して不満をのぞかせている。
2022年にロシアがウクライナ侵攻を開始後、ISUはロシアとベラルーシの選手を国際大会から除外したが、20日には両国の選手が26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の予選に参加することを認めると公表。9月に中国で実施される予選大会に、男女で各1人、ペアとアイスダンスで各1組が出場権獲得に挑むことができる。
ただ、依然としてその他の国際大会に出場することはできない。当初のタラソワ氏は「国全体にとって喜ばしい出来事です」と語っていたが、約1週間が経過して心境が変化。ロシアメディア「マッチTV」によると「ロシア選手が国際舞台にいないことが、24年の最大の失望だと考えている」と切り出した上で「欧州選手権と世界選手権に出場できないのは残念。それらの大会でただパフォーマンスをするだけではなく、勝ちたいと思っていた。状況が変わることを祈りたい」と、さらなる状況改善を求めたという。
果たして今後ISUはどのように動くのだろうか。