卓球女子で韓国代表をけん引した田志希(チョン・ジヒ)が、現役引退を決断したと韓国メディア「朝鮮日報」などが報じた。
中国河北省出身の田志希は、2011年に韓国国籍を取得。15年から韓国代表入りを果たすと、16年リオデジャネイロ五輪、21年東京五輪、24年パリ五輪に出場した。パリ五輪では申裕斌(シン・ユビン)らともに団体戦の銅メダル獲得に貢献した。
同メディアは「帰化選手出身の中で、韓国女子卓球に最も多くのメダルをもたらした韓国女子卓球の大黒柱」と紹介した上で「特に昨年の杭州アジア大会で申裕斌と女子ダブルスで金メダルを獲得し、国民に大きな感動を与えた。長い間五輪でのメダルを切望しており、パリ五輪の団体戦の銅メダルを獲得した」と経歴を紹介した。
中国メディアも田志希の引退に反応。「新浪体育」は「彼女がプレーする韓国のクラブとの契約は今年末で満了となるが、両者は契約を更新しなかった。これは事実上、彼女の韓国でのキャリアが終わったことを意味する。彼女は韓国クラブでのキャリアに終止符を打っただけでなく、韓国卓球代表チームからも撤退することを決めた」と報じた。
「朝鮮日報」によると、田志希は今後、両親がいる中国で休息をとるという。