川口オートの「スーパースターフェスタ2024 SG第39回スーパースター王座決定戦/スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯」が27日に開幕。10Rで「SSガールズ王座決定戦」が行われ、高橋絵莉子(28=伊勢崎)が6代目女王の称号を手にした。
ガールズ王座決定戦はこれまで5回すべて出場し2、6、5、2、4着。悔しい思いが続いた。「今回はハンデ、枠とも絶好のチャンス。ここを逃したらないと思った」。この一戦にかける思いは誰にも負けなかった。
枠なり3番手発進から前をうかがっていたが、4周回に西翔子、松尾彩にまくられ、一時は5番手に後退。「またか、と思った。でも、先輩たちが最後まで(面倒を)見てくれたし、無駄にしないよう気持ちで走った」。結果で応えようと奮起、5周回で2番手に上がり最終周3コーナーで「行けると思った」と逃げる伊東玲衣の内を突き先頭を奪いゴール、激戦を制した。
6回目で悲願の女王を手にし「やっとですね。(田崎)萌ちゃんを追いかけて、自分も取りたいと思った。続くことができて良かった」と2代目女王の同期に追いつき、笑顔を見せた。
今年はここまで優出がなく、思うような成績が残せないまま。「あと少しで優出できそうな時もあった。でも、気持ちで弱い部分があったりした。今回は気持ちを強く持って最後、優勝戦に乗れるように頑張りたい」。初日見せた勝負根性を2日目以降も発揮し、ファイナル進出を目指す。