サウジアラビア1部アルナスルのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(39)が今年の世界最優秀選手賞「バロンドール」に苦言を呈した。
英紙「デーリー・メール」など各メディアによると「グローブ・サッカー・アワード」(27日=日本時間28日)で中東最優秀選手に選ばれたC・ロナウドは「本当にうれしい」と喜びを語るとともに、今年のバロンドールについても言及し「私の意見では彼(スペイン1部レアル・マドリードのブラジル代表FWビニシウス)がバロンドールを受賞するに値した」と明言した。
今年のバロンドールはイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーに所属するスペイン代表MFロドリが受賞したが「私の意見では不公平だ。みんなの前で言うが、彼らはロドリに与えた。彼もそれに価した。しかし欧州チャンピオンズリーグで優勝し、決勝で得点したビニシウスに与えるべきだった」と持論を展開した。
バロンドールの選考をめぐっては落選したビニシウスが表彰式をボイコットし、世界中で物議を醸すなど、賛否両論が出ていた。「デーリー・メール」紙は「C・ロナウドは歴史ある授賞式の信頼性を批判し、バロンドールを批判した」と報じ、議論が再燃する可能性もありそうだ。