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グラスノーが球界猛反発の新ルール案に大賛成「ファンも喜ぶしビジネス的にも成功する」

東スポWEB 2024年12月28日 12時34分

ドジャース右腕のタイラー・グラスノー投手(31)が物議をかもしている「ゴールデン・アット・バット」ルール導入に「素晴らしいこと」と賛成意見を並べた。「ゴールデン――」はMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏が提唱した新ルール案で、打順に関係なく毎試合1打席を選んで好きな打者を起用できるというもの。終盤の重要な局面で大谷翔平やジャッジ、ソトらの強打者を送り込めばドラマが生まれる可能性が高まり、ファンも盛り上がるに違いない。

しかし、これには投手出身のOBや現役投手から大反対の意見が噴出。終盤を締めくくるリリーフ陣に重圧がかかり、成績や記録を大きく左右することになるからだ。そんな中、ドジャースのエース右腕グラスノーがポッドキャスト番組「ザ・クリス・ローズ・ローテーション」に出演して個人の見解を話した。

「興味深いです。野球は伝統にとても依存している。ルール変更はあってもあまり早急に多くを変更したくないのかもしれない。でもとても楽しいことだと思うし、すごいことだ。本当に面白い提案だ。ビジネス的な観点から言えば、それは間違いなく成功です」と導入案に賛同し、投手陣に負担がかかる心配については「試合によります。7回に最高の気分になることもあるし、最悪の気分になることもある。具体的な状況によりますが、統計的には投手にとっていいことではないのは間違いありません。でも楽しみやファンのためには素晴らしいこと」と続けた。

球界の大反発を受けてマンフレッド氏は「まだ検討の段階でもない」と時期尚早を強調したが、グラスノーは投手の負担よりもファンが喜ぶことを前提に素直に〝賛成派〟に手を挙げた。

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