川口オート「スーパースターフェスタ2024 ~SG第39回スーパースター王座決定戦~」は28日、2日目を開催した。15回目のトライアル出場となる金子大輔(44=浜松)は2走を終え3着2本。決定戦進出へ好位置につけている。
12Rは序盤から順位に変化のない単調な流れに終始した。だが、1着の鈴木圭一郎(30=浜松)の上がり3・320が発表されると、選手からは感嘆の声が上がった。2、3着の有吉辰也、金子のエンジンも決して悪くない。先頭の引っ張りが異様に速かった。ロッカー内がざわつく中、金子は冷静に現状を分析していた。
「電気だけ扱ったら、伸びは出たけど手前が弱くなって立ち上がりがかからない。整備は初日の延長でやったけど、これだとちょっと違う。セッティングを見直します」
2走目のタイム3・337は悪くないどころかむしろ上々。混戦レースを切り抜けた初日(3着)も「スタートで展開をつくれなかったけど、エンジンは余裕がある。黒ちゃん(黒川京介)や有吉さんより動きは良かったと思う」と手応えをにじませていた。
TR3回戦の11Rは2日目に続いて4枠。スタート巧者が揃ったが、隣の佐藤摩弥に乗っていけると考えれば悪くない位置だ。「2日目は自分なりに切れた。平均してこれぐらい切れればいいなというところです」。序盤で好位につけ、持ち味のさばきを生かせれば…。決定戦進出を確実にする一打が欲しいところだ。