大みそかの格闘技イベント「ＲＩＺＩＮ．４９」（さいたまスーパーアリーナ）の出場選手インタビューが２９日に都内で行われ、福田龍彌（３２）と対戦する芦澤竜誠（２９）が圧勝を宣言した。
試合を２日後に控え、リラックスした様子で会見に臨んだ芦澤は「絶好調っすね。心技体が今までで一番強いのが仕上がりました。だから自信持ってますね」と穏やかに話す。対戦相手の印象を問われ「いい男ですね。でも普通に俺が勝つっすね。直感的に思うんですけど、福田選手と俺って似ていると思うんで、絶対かみ合うと思うっす。過去最高の試合ができる気がします」と予告した。
さらに試合展開を「早くは終わらないと思いますね。相手も焦ってないじゃないですか。それでこっちも焦っていないんで。あっちも強いのを持っているし、俺も強いのを持っているんで」と分析。これを踏まえて決着を「長引くけど終わる時は一瞬で終わるっす。 もっと欲を言うなら３ラウンド圧倒して勝ちたいです。判定でもいい」と語気を強めた。
昨年の大みそかにデビューした際は、同じ試合前々日の会見場にマスクをかぶって現れ、途中で激高して取材を切り上げる一幕もあった。そんな１年前との心境の変化を「全然違うっす。前は死刑台に向かうみたいな気分だったんで。ケガもしてたし、それで練習もできてなかったし。だから覆面かぶっていたっすね」と振り返る。その上で「でもあれも俺なんで。今はいい感じです。チョウチョウになった感じです」と拳を握った。
蝶のように舞って辰年最後の〝ドラゴン対決〟を制することができるか。