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大谷翔平が〝水原事件〟語る「やっと来れた場所でそんな風に思ってプレーするのはもったいない」

東スポWEB 2024年12月30日 10時39分

ドジャース・大谷翔平(30)が29日に放送されたNHKスペシャル「メジャーリーガー大谷翔平2024 試練と決断 そして頂点へ」の番組内でインタビューに応じ、元通訳の水原一平被告が起こした詐欺事件の当時の心境を語った。韓国での開幕戦(3月20日)の試合後に水原被告自らが違法賭博に手を染めていることをミーティングで告白。移籍1年目のスタートから大きな試練に直面した。

「僕の中ではまだ終わっていない。まだ続いていること」としたうえで「睡眠が足りていない日が続いていた。やることが多すぎた。事情説明含めていろんな人と話さなきゃいけない。単純に時間がない。そういうことをゲーム前にやって球場に入る」と慌ただしい日々が続いたという。開幕から40打席本塁打なし。それでも今、夢の舞台にいるということを自分に言い聞かせていた。

「僕は負い目を感じることもないので何を言われてもグラウンドで自分のことをしたいと思っていた。好きで小さいころから(野球を)やってきて、やっと来れたこういう所で、そういう風に思ってプレーすること自体がもったいない。グラウンド外のところで引きずることはなかった。早くチームになじみたいと思った」。4月3日に移籍第1号が飛び出すと自らもチームも波に乗り、そんな大谷に同僚フリーマンは「あんな問題が起きた後、あれだけのプレーができる人間はほとんどいない」と感心したという。

違法賭博に関与した水原被告は大谷の口座から1700万ドル(約26億円)を不正に送金したとして銀行詐欺罪などに問われ、連邦検察に起訴された。6月の罪状認否で起訴内容を認め、来年1月24日に量刑の言い渡しを控えている。

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