お笑いコンビ「ヤーレンズ」(楢原真樹、出井隼之介)が30日、コンビのユーチューブチャンネルを更新し、5位に終わった「M―1グランプリ2024」を振り返った。
昨年は準優勝しただけに、スタッフから「優勝する流れじゃなかった?」と向けられた出井は、爆笑しながら「大会の流れでしょ」とうなずく。楢原は「モブでした。なんか1番インパクト残ってない感じする…」と何とも言えない結果に頭を抱えた。
出井は敗因について、ライバル視していた1番手の「令和ロマン」との〝対比〟にあった可能性を指摘。ヤーレンズのネタといえば、楢原の繰り出す小ボケを出井がテンポよく拾っていくスタイルでお馴染みだが、1番手の令和ロマンは笑いのヤマ場を意識して起伏を作っていく対照的なスタイルだった。
ボルテージの上がり切った会場では、令和ロマンのスタイルの方が有利に作用したのか…。楢原が「令和ロマンのネタと違って、盛り上がる系のネタじゃないからね。あの空気だったら、盛り上がる系のネタの方が強かったかも」と言えば、出井は「確かに我々のネタについては起伏は作ってないからね。吉と出たか凶と出たかと言うと、凶と出ました」とネタ選びを間違えたと苦笑した。
もちろんコンビとして多くのパターンを想定して挑んだ大会だったが、口を揃えて「思い描いていた大会ではなかった」という。特に楢原は「令和ロマン(の出番)がトップであんなに盛り上がるのはマジで想定外」と絶対王者に白旗を掲げた。