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【高校サッカー】〝絶対王者〟青森山田はなぜ初戦敗退したのか J関係者「次回は県予選敗退も」

東スポWEB 2025年1月1日 17時39分

高校サッカー界で〝絶対王者〟として君臨してきた青森山田(青森)が、第103回全国高校サッカー選手権でまさかの初戦敗退を喫して波紋が広がっている。

青森山田は昨年12月31日に行われた第3日の2回戦で登場。前回大会を圧倒的な強さで優勝した青森山田は高川学園(山口)と対戦し、1―2と敗れる大波乱が起きた。

0―0で迎えた後半7分に高川学園はCKで、相手ゴール前で4選手が手をつないでくるくると回る「トルメンタ」という作戦を炸裂。動揺した青森山田の隙を突き、先制に成功した。これで流れをつかむと追加点も奪い、王者を沈める大金星となった。

昨年度大会で見事な優勝を果たし、近年はいずれも上位に進出していた青森山田のまさかの初戦敗退は、日本サッカー界に大きな衝撃をもたらした。

なぜ絶対的な王者はあっさりと初戦で敗れてしまったのか。Jクラブ関係者は「あれだけの強さを誇ったチームは、やはり全国のチームから徹底的に研究されてしまう。個で見ても、有力選手が以前ほど集まらなくなっている」とその理由を指摘。〝打倒・青森山田〟の標的にされたことや、プロで通用する有望株も少なくなっているとの見解を示した。

そうした点を踏まえて「青森では(八戸学院)野辺地西が着実に力を付けており、次回大会は県予選で敗退もありえる」とズバリ指摘。栄華を極めた〝青森山田時代〟の終えんとなってしまうのだろうか。

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