第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝、2日=5区間107・5キロ)の往路で、抜群の安定感を誇る東洋大が〝苦戦〟を強いられている。
19年連続でシード権を獲得中の東洋大は、出雲駅伝11位、全日本大学駅伝13位と本来の力を発揮できていないが、酒井監督は「最低限の目標は19年連続シード権獲得の更新。上位をしっかり狙っていかないといけないチームだと思っている」ときっぱり。20年連続のシード権獲得に自信をのぞかせていた。
しかし、この日は当日変更で1区の石田洸介(4年)、2区の梅崎蓮(4年)がそろって欠場となった。特に梅崎は酒井監督がエースに指名していただけに、大きな痛手。さらに3区と5区も当日変更となっており、プラン変更を余儀なくされた形となった。
1区を任された小林亮太(4年)が11位でタスキをつなぐと、2区の緒方澪那斗(3年)も思うように順位を上げることができない。権太坂を通過時点で19位と失速しており、ファンからは「東洋大大丈夫か?」「ここまで落ちるのは意外」「もしかしてシード落ち?」「箱根もこれじゃあ東洋しんどいよ……」などの声が上がっている。