第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の2区は、エース級選手の明暗が分かれる形となった。
花の2区と言われる同区間には東京国際大のリチャード・エティーリ(2年)、駒大の篠原倖太朗(4年)、国学院大の平林清澄(4年)、青学大の黒田朝日(3年)、創価大の吉田響(4年)ら豪華メンバーが名を連ねた。
2日のレースでは、序盤から東京国際大のエティーリ、国学院大の平林、駒大の篠原が積極的な走りを披露。しかし、中盤以降は青学大の黒田が12位から3位にまで浮上。創価大の吉田も4位にまで順位を上げた。ともに駒大の篠原と国学院大の平林を攻略した。
東京国際大のエティーリが1時間5分31秒、創価大の吉田は1時間5分43秒、駒大の黒田が1時間5分44秒をマーク。そろってイェゴン・ヴィンセント(現Honda)が持つ従来の区間記録(1時間5分49秒)を上回るタイムをたたき出した。これにはテレビ中継の解説を務める瀬古利彦氏も「すごいレースでした。レベルが高い。見たことがない」と大絶賛だった。
その一方で駒大の篠原、国学院大の平林は思うように首位との差を詰めることはできなかった。