全日本プロレスの〝暴走男〟諏訪魔(48)が新たなスタートを切った。
新年最初の興行となる2日の後楽園ホール大会では第1試合に出場。昨年10月にデビューしたばかりの長尾一大心(21)とシングルマッチで対戦した。
新人のドロップキック5連発を仁王立ちで受けきると、容赦なく岩石落としを発射。最後は4分54秒、ロープに振ってからの強烈なラリアートでトドメを刺した。
「今年一発目の試合で戦うのは新鮮な気持ちですよ。この勢いで、全日本プロレスはドンドンのぼっていってくれれば。若い力っていうのは、やっぱいいよね。叩き潰しがいがあるよ」
この後、メインで行われた28人参加の「新春バトルロイヤル」にも出場。だが2分13秒、オーバー・ザ・トップロープで最初に脱落となった。
昨年いっぱいで団体の専務執行役員を退任。1日付で非常勤取締役となり、併せて「プロレスリング・エボリューション」の社長に就任した。全日本での試合は月1~2試合程度になる予定で、1月の参戦はこの日限りとなりそうだ。