全日本プロレスの元世界ジュニアヘビー級王者・青柳亮生(25)が、復活ののろしを上げた。
新年最初の興行となる2日の後楽園ホール大会では第2試合のジュニア6人タッグ戦に続き、メインで行われた恒例の「新春バトルロイヤル」(28人参加)に出場。ジュニアとヘビーが混在した一戦で、抜群の存在感を放った。
3冠ヘビー級王者の斉藤ジュンや宮原健斗ら実力者が次々と脱落する中、最後は本田竜輝との一騎打ちに。エプロン上で激しいエルボー合戦を繰り広げると、本田のファイナルベント(変型パワーボム)を阻止しトラースキックを発射。ふらついたところを蹴り落とし、オーバー・ザ・トップロープによる勝利を挙げた。
賞金の100万円を手にした亮生は「昨年、全日本プロレスは大いに盛り上がりました。しかし、青柳亮生は大暴落。しかし、2025年はこの100万円とともに青柳亮生の年にします!」と叫んだ。
昨年2月20日の後楽園大会でケブラーダを放った際に左脚を負傷。「左前十字靱帯、半月板、内側靱帯損傷」と診断され長期欠場を強いられた。だが、大みそかの代々木大会で約10か月ぶりに復帰すると、わずか3戦目で結果を残した。
「青柳亮生が全日本プロレスを、そして全日本プロレスジュニアをさらに向こうに持っていきます」と誓った王道マットのハイフライヤーが、早くも戦いの最前線に立つ。