第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝、2日=5区間107・5キロ)の往路で4位発進となった駒大・大八木弘明総監督は〝山決戦〟での誤算に表情を曇らせた。
この日は1区・帰山侑大(3年)が区間2位の走りを見せたが、その後は苦戦。3区・谷中晴、4区・桑田駿介の1年生コンビが青学大に突き放された。5区・山川拓馬(3年)で巻き返しを図るも、10キロ過ぎで左腕がつるアクシデント。大八木総監督は「山川にちょっと期待しすぎたかもしれないが、最低でも1分ちょっと早く走ってほしかったかな」と振り返った。
2年ぶりの総合優勝に黄色信号が灯ったものの、3日の復路は「6区、7区で流れをちょっと変えたい」ときっぱり。7区での起用が有力視される佐藤圭汰(3年)については「だいぶ持ち直してきた。8割ぐらいはもう戻ってきてたところもあるので、面白いと思う」と期待を寄せた。
往路を制した青学大とは3分18秒差。復路に控えるエースを軸に、巻き返すことはできるか。