女子プロレス「スターダム」の〝狂乱娘〟鈴季すず(22)が、ワールド王座取りに名乗りを上げた。
3日の東京ガーデンシアター(有明)大会ではスターライト・キッドと組み、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の上谷沙弥&渡辺桃と対戦。12月29日両国大会でワールド王座を奪取した上谷と、同じく同大会でワンダー王者に輝いたキッドの「赤白王者」対決が注目を集めた一戦で、主役の座を奪ったのが鈴季だった。
ヘイト勢が介入し大荒れの展開となる中、鈴季はスワンダイブ攻撃を狙う上谷を、ヘイトから奪ったバットで殴打。最後は必殺のジャーマンスープレックスホールドで赤の王者から堂々の3カウントを奪った。
鈴季は「上谷! いや、沙弥様。沙弥様の素敵な赤いベルト、どうしてもお前が持っているとかすんで見えるんだよな。上谷なんかが赤のチャンピオンになっちまったら、スターダムはもう終わりだよ。私がスターダムに来た意味、しっかり見せつけてやるから覚悟しておけよ」と挑戦表明。初防衛戦での激突が決定的になった。