メーガン妃のネットフリックスの新番組「ウィズ・ラブ、メーガン」の予告編が専門家に酷評されているが、酷評されることこそが米国での成功の理由となりうるという。英紙ミラーが3日、報じた。
メーガン妃は1月1日にインスタグラムを再開し、2日には「ウィズ・ラブ、メーガン」の予告編を投稿した。15日にスタートする8部構成のシリーズでは、メーガン妃が友人や著名人をカリフォルニアの邸宅に招き、料理やガーデニング、おもてなしのコツを披露する。
予告編では、女優ミンディ・カリング、ドラマ「SUITS/スーツ」のアビゲイル・スペンサーなどの友人たちと一緒に料理を準備したり、フラワーアレンジメントをしたり、さらにはキャサリン皇太子妃の趣味として知られる養蜂をしたりする様子が見られる。
王室専門家で歴史家のテッサ・ダンロップ博士は「メーガン妃が新しいネットフリックスの予告編で提示する完璧な世界、つまり有名な友人たち、手間をかけて作った新鮮な食べ物、インスタ映えする画像などを嘲笑するのはとても簡単です。でも、どうやらこれは公爵夫人のやり方のようです。世界で最も裕福な女性の一人が、私たちに『ちょっとしたコツや秘けつ』を教えてくれるふりをするリアリティー番組なんて。レトロなバスケットを手に、日差しが差し込む家庭菜園をぶらぶら歩き、蜂蜜が滴るデザイナーの蜂の巣箱に向かいながら、『これらの習慣を家庭生活に取り入れる方法』を実演する。大多数の人にとっては手の届かない話で、笑っちゃうほどです」と語る。
しかし、その〝嘲笑〟される点こそが米国での成功の理由となりうるという。
ダンロップ氏は「米国では、完璧さに対する考え方がまったく異なります。巨額の富と巨大な肩パッドを見せびらかす昔ながらのドラマ『ダイナスティ』や『ダラス』から『グッド・ワイフ』や『フレンズ』まで、米国の現実逃避ドラマには、常に成功の輝きがあります。米国人は、スーパースターが完璧な笑顔、大金持ちであることを好むのです。メーガン妃はパステルカラーのパレットと慎重に選ばれたキャストで、その世界に完璧にフィットしています」と指摘している。