1月1日未明に米ルイジアナ州ニューオーリンズで車が突っ込み15人(容疑者を含む)が死亡したテロ事件に対し、英国のチャールズ国王が深い悲しみを抱いているという。被害者の1人がウィリアム皇太子とヘンリー王子の乳母の継子だったからだ。英紙サンが4日、報じた。
元王室乳母ティギー・レッグ・バークさんの継子である英国人エドワード・ペティファーさん(31)がテロ犯によって悲劇的に殺害された。チャールズ国王は公式ルートを通じてペティファーさんの遺族と連絡を取り、哀悼の意を示したという。
犯人はテキサス州在住のシャムスド・ディン・ジャバール容疑者。新年を祝うために集まっていた人たちに車で突っ込み、車から降りて発砲して14人を殺害し、少なくとも35人がけがをした。容疑者は警察と銃撃戦の後、現場で射殺された。FBI(連邦捜査局)は先日、容疑者がイラク・シリア・イスラム国(ISIS)の影響を受けていたことを明らかにした。
ティギーさんは1993年から1999年までウィリアム皇太子とヘンリー王子の乳母として働いていた。1997年のダイアナ妃の死後、兄弟の人生において極めて重要な人物とみなされていた。兄弟は今でもティギーさんと連絡を取り合っていると言われている。