NHK大阪放送局は、20日から放送するドラマ「バニラな毎日」(毎週月~木曜日・午後10時45分)に出演する女優・筒井真理子と谷村美月のコメントを発表した。
本作の主人公・白井葵(蓮佛美沙子)は、パティシエとしての修業を積み、夢だったこだわりの洋菓子店を大阪で開いた。しかし、経営はうまくいかず、店を閉じることに…。そこへ現れたクセの強い料理研究家、佐渡谷真奈美(永作博美)と共に、たった一人のためのお菓子教室を開く。心に痛みを抱えた生徒たちとお菓子を作り、味わう時間が孤独な心を優しく包み込んでいくというヒューマンドラマだ。
蓮佛演じる葵の〝子どもの時代の回想シーン〟で母親を演じる谷村は「私は主人公の、30代の頃の母親役を演じています。こういった出演は、今までにあまりなかったようにも思います。最初にお話をいただいた時、内心難しさや戸惑いも感じていました」と告白。
だが、「役柄と実年齢が近いという部分を考えて、よりリアルな感覚で、役柄と寄り添うことができるのかなと思いました」と意気込みを語った。
現在の母親を演じる筒井は「母と子の何気ない会話の中には、言葉の裏側にある額面通りではない意味や微妙なニュアンスが含まれていて、それを丁寧に演じることによって娘との関係が紡がれていったと思っています」と手ごたえがある様子だ。
また、筒井が「とても良い作品になる予感がしています」とコメントすれば、谷村も「癒やしの存在となってくれている洋菓子たちと、魅力的な登場人物たち、そして心があたたかくなるような人間ドラマに注目して、ご覧いただけたらと思います」とアピールした。