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松山英樹 開幕V快挙のウラに〝勝利の女神〟の存在「私、歩くパワースポットなので」

東スポWEB 2025年1月7日 5時4分

米男子ゴルフの今季ツアー開幕戦「ザ・セントリー」最終日(5日=日本時間6日、ハワイ州カパルア・プランテーションC=パー73)、単独首位から出た松山英樹(32=LEXUS)は1イーグル、7バーディー、1ボギーの65で回り、ツアー記録を更新する通算35アンダーで優勝した。昨年8月以来のツアー通算11勝目で賞金360万ドル(約5億6000万円)をゲット。快挙の裏にいた〝勝利の女神〟とは――。

「世界のヒデキ」がまたも歴史を変えた。通算27アンダーと単独トップに立って迎えた最終日。3番パー4で2打目をカップインさせてイーグルとすると、最終18番パー5でもバーディーを奪うなど65をマークした。

通算35アンダーは、2022年の同大会でキャメロン・スミス(オーストラリア)がマークした72ホールのツアー記録34アンダーを更新した。また、今回の優勝でツアー通算11勝目。昨年8月に「フェデックス・セントジュード選手権」でツアー10勝目を挙げ、アジア勢の最多優勝記録を更新しており、さらに記録を伸ばすのは間違いない。

松山は破格の優勝賞金を手にし、世界ランキングも5位に浮上。いよいよ頂点も狙える位置につけた。この快挙には、ある女子プロゴルファーの存在があった。松山の母校・東北福祉大の先輩で国内女子ツアー7勝をマークした佐伯三貴(40=大倉)だ。

かねて親交がある松山は、昨年末にユーチューブ「佐伯三貴ゴルフchannel」でともにラウンド。そこで佐伯は松山に対して「(昨年1月に)ハワイ(ソニーオープンなどに出場)で勝てないってブーブー言うから『君は素直になるとすぐに勝てる』と言ったらすぐに勝った」と指摘。先輩から助言を受けた松山は昨年2月「ザ・ジェネシス招待」で最終日に逆転優勝を果たした。

この発言に松山は「力をもらってます」。すると佐伯は「三貴に会うと勝てますよ。私、歩くパワースポットなので。結構すぐ勝つよ。勝つかもしれん」と予告。直後に〝世界新〟で優勝した格好だ。「そしたら(優勝)1億もらうよ(笑い)」と佐伯は成功報酬を求めていたが、いったいどうなるか…。

〝勝利の女神〟のおかげ?で優勝した松山は「オフにリフレッシュでき、またここからスタートするという気持ちでできたことが良かったかな」と振り返った。

次戦は9日開幕の「ソニーオープン」(ハワイ州)に出場予定。2週連続Vはもちろん、21年の「マスターズ」制覇に続くメジャー2勝目の期待も高まり、25年はさらなる飛躍の年になりそうだ。

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