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松山英樹に開幕Vもたらした〝新パター〟効果 「自信満々の顔をしてましたね」と重鎮も指摘

東スポWEB 2025年1月7日 6時4分

米男子ゴルフの今季ツアー開幕戦「ザ・セントリー」最終日(5日=日本時間6日、ハワイ州カパルア・プランテーションC=パー73)、単独首位から出た松山英樹(32=LEXUS)は1イーグル、7バーディー、1ボギーの65で回り、ツアー新記録を更新する通算35アンダーで優勝した。昨年8月以来のツアー通算11勝目で賞金360万ドル(約5億6000万円)をゲット。快挙をもたらした〝勝因〟とは――。日本ゴルフツアー機構元会長の小泉直氏が、松山の勝因を徹底分析した。

世界トップレベルのショットは切れ味があり、かねて課題とされていたグリーン上のパフォーマンスも、パーオンしたホールのパット数で2位(1・56)を記録。今回はハワイ入りしてから投入したセンターシャフトの新パターがハマった。

小泉氏は「センターシャフトは間違いない。まっすぐ引いてまっすぐ打つには、一番安定感があるんですよ。松山君の打ち方にも合っている」と指摘。パッティングの安定がメンタルにも好影響をもたらした。「短いパットを外した時でも、がっかりしたような表情がなく、自信満々の顔をしてましたね。そのポジティブさもよかったんじゃないですか」。

より磨き上げられた極限の集中力にも注目した。「一般論になりますが、初日、2日目、3日目と良いスコアだと、緊張の糸がぷつっと切れてしまうこともあったりします。でも、緊張の糸がピンと張りつめたままの4日間でもあった。そういう意味でも感心しました。安心してプレーを見ることができました」

また、コースとの相性にも言及し「一番合っていました。フェアウエーが広くて、グリーンも広かったですからね」。それだけに「メジャーをやるコースは、そこまで広くないわけですよ。だから、ここで勝てたからメジャーで勝てる保証はないと思います」とクギを刺すことも忘れなかったが、今季が楽しみになる1勝になった。

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