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井上尚弥が順調アピール グッドマンの負傷した左目は「大きな弱点になる」

東スポWEB 2025年1月8日 20時14分

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が、順調な調整ぶりをアピールした。

延期となったIBF&WBO世界同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)との防衛戦(24日、有明アリーナ)へ向けて、井上が8日に横浜市内で練習を行って代表取材に応じた。

シャドーボクシングなどでウオーミングアップした後、元全米アマ王者ジャフェスリー・ラミド(米国)と6ラウンドのスパーリングを実施。仕上がりの良さを印象付けた。

井上は延期になった心境について「延期になった時が残り10日前で、1月24日まで残り1か月と10日でしたけれどあっという間であと2週間の時期に来ている。代わらず調整は保っている」と充実の表情。延期が決まった際の状況を振り返り「聞いた時はいったんは中止と聞いて。その後から二転三転して1月24日に延期という形となってセットし直された。聞いて(気持ちを)切らさず頑張るだけだなと。そんな気持ちでしたね」と明かした。

延期でも動揺することはなく「影響はない。SNSにも書いたが10日前に1か月延期になって、そこからもうワンセット繰り返すのは体力的にも精神的にもきつい部分もあった。ただ仕上がり具合は凄くいいんじゃないかと思う。そこは一つ楽しみなところ。この調整方法で凄くいい自分が仕上げられたのであれば、この先のビッグマッチに向けて一つ参考にはなると思う」と自信をみなぎらせた。

グッドマンが左目を負傷したことで延期となり、その左目の回復具合は気になるところ。ただ勝負の世界だけに、容赦なく狙っていく構えだ。「当たり前じゃないですか。勝負ですからね。そこは一つ大きな弱点になる。プロの世界は甘いものじゃないよ、というところ。そこも一つ勝利の鍵になってくるところではある」とパンチを浴びせる覚悟だ。

2024年を締めくくる一戦から、25年の世界戦〝開幕〟を告げる試合になる。「武居(由樹)が中止、井岡(一翔)選手が中止という中で、ボクシングファンの中では結構こう、うずうずしている方もいるんじゃないかな。そこはこの2025年一発目の世界戦というのは自分の中ではファンの方に向けてはいいものを見せたいなっていうのはある」と意気込んだ。

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