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国民民主・玉木雄一郎氏 石破政権の厳しい先行きを指摘「トランプノミクスの影響を受けますます混乱」

東スポWEB 2025年1月8日 21時59分

国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中)は8日、東京・吉祥寺で今年初めての街頭演説会を開催。終了後、2025年の抱負などを大いに語った。

同党は年明けの世論調査でも「今後、期待できる政党」として上位にランクイン。今月24日に召集予定の通常国会では有権者の期待にどう応えていくか。

「やっぱりね、手取りのアップですよ。手取りを増やすということをね、これだけの人が求めているんだということをね、(去年の)選挙後に教えてもらっている。世界を見渡しても物価高にきちんと対応できない政権は全部倒れているじゃないですか。間もなくトランプ政権が始まりますけど、〝トランプノミクス〟というトランプさんの経済政策がどこに影響をおよぼすかというとね、日本経済と日本の政治に影響を与えると思っているんですよ」

トランプ政権が発足すれば「円安ドル高が進むのではないか」と観測されている。

「アメリカは物価高、インフレが再現する可能性があって金利を上げるので、ますます円安になって輸入物価が上がる。そうなると日本の物価も上がるかもしれないですよね。エネルギー価格も上がる。でも、(政府が)やっているのはガソリンの補助を縮小してね、減税もしないからガソリン価格、物価も上がったらね、夏の参院選は国民の生活に寄り添うような政策を出す政党しか生き残れないよ」と玉木氏は警鐘を鳴らした。

石破茂政権はこの日で発足から100日を迎えた。石破首相は通常国会前にマレーシアやインドネシアを歴訪。外交で成果を積み上げて支持率の回復を目指しているが、トランプ次期大統領との面会時期はまだ決まっていない状況だ。

玉木氏は「今のままでは石破政権はね、103万円を123万円でやっているようでは、〝トランプノミクス〟が始まったらね、その影響を受けてますます混乱して政治的にもね、厳しい状況になると思います」と指摘した。

一方、同党は昨年の衆院選で「東京選挙区で1議席の獲得」を目指したがかなわなかった。玉木氏は任期満了に伴う今夏の参院選に向けても言及した。

「首都東京で国会議員を誕生させるのが全国政党になる第一歩だと申し上げてきた。(衆院選では)比例で3議席を取ることができたので、今度は参議院の東京選挙区で、必ず国民民主が公認の1議席を確保することを最優先で取り組んでいきたい。(参院選は)全国で1000人を超える公募が来ています。東京でも100人近い公募が来ている。ぜひ、いい候補者を選んで、東京でのさらなる勢力拡大につなげていきたい。作戦ですか?秘密です」とした。

最後に今年の抱負について玉木は「今年は巳年です。冬眠から目覚めた蛇のようにですね、冬眠していたような日本経済を元気に動かしていきたい。古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる日本にしたい。生まれ変わる日本を主導できる新しい国民民主党の1年にしたい」と語った。

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