ドジャースの大谷翔平投手(30)とテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)が仲の良い理由は…。米老舗スポーツ誌スポーツ・イラストレイテッド(電子版)は8日(日本時間9日)にヘルナンデスがラテン系メディア「グランデス・デ・ラス・デポルテス」に出演した際に語った大谷との逸話を紹介した。
ヘルナンデスによれば交流は大谷のエンゼルス時代からだという。「僕らがまだ対戦相手だった時(ブルージェイズ2018~22年、マリナーズ23年)にどういうわけか彼(大谷)がいつも僕にあいさつし、僕も彼にあいさつしていたんだ。彼が僕のことを好きだったのかは分からないけど、僕らは突然たくさん話すような関係になったんだ。彼は僕のところに来て『調子はどう?』と尋ね、僕も彼に同じことを返した」
昨年ドジャース入りした際は新しいチームで少し疎外感があったため、「互いの存在に心地良さを感じたんだ。そんなふうに関係を築いていったと思う」と振り返った。
また、「エル・チーノ(中国人)」というあだ名について、「チームには選手の他にも通訳など、何人か日本人がいて、僕はいつも彼らと冗談を言い合っているんだ。僕が大谷に『見てよ、僕はチャイニーズ・ドミニカンで、君はジャパニーズ。そして僕らはとても仲が良い!』と言ったら内輪のジョークとして定着したんだ」と明かした。
ドミニカ共和国出身でスペイン語が母国語のヘルナンデス。昨年2月のキャンプでは大谷にスペイン語を教えている動画が公開されて話題になった。また、本塁打を放った大谷をヒマワリの種シャワーで祝福する姿は日米で大きく報じられた。ヘルナンデスはドジャースと3年総額6600万ドル(約104億4000万円)で再契約しており、27年まで仲良しコンビを見ることができそうだ。